
住友商事は、北米の貨物鉄道市場向けに合成マクラギを製造・販売する米国のEvertrak社に出資し、戦略的パートナーシップを締結しました。
背景
- 北米貨物鉄道業界では、高温多湿による木製マクラギの早期腐敗が課題
- 木製マクラギの交換・廃棄処理の頻度増加によるコスト・環境負荷増大
- よりサステナブルな代替マクラギとして合成マクラギへの転換が進む
Evertrak社の強み
- 廃棄プラスチックとグラスファイバーを原料とした合成マクラギを製造
- 木製マクラギと比較して環境性能、長寿命性、コストメリットに優れる
- 使用後も100%リサイクル可能
- 独自技術による高品質な「Evertrak 7000」は50年超の耐用年数を誇る
- Class 1鉄道会社による量産導入が開始
住友商事グループの狙い
- 持続可能な鉄道インフラ構築への貢献
- 既存鉄道資機材事業とのシナジー創出
- Evertrak社の生産能力向上と事業規模拡大
今後の展開
- 世界最大の鉄道貨物市場である北米で、鉄道資機材納入などのソリューションを提供
- 持続可能な鉄道インフラ構築に貢献
Evertrak社概要
- 会社名:Evertrak
- 設立年:2017年
- CEO/創設者:Tim Noonan
- 本社所在地:米国ミズーリ州セントルイス
- 工場所在地:1拠点(セントルイス)
- 事業内容:合成マクラギの製造・販売
用語解説
- 合成マクラギ:廃棄プラスチックなどを原料とした鉄道用マクラギ。木製マクラギに比べ耐久性、環境性能に優れる。
- Class 1:北米の主要な貨物鉄道会社7社。年間収益を基準に分類される。
住友商事グループは、本出資を通じて、環境負荷低減と持続可能な鉄道インフラ構築に貢献していきます。
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