2025年 豊田通商社長年頭挨拶

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皆さん、新年あけましておめでとうございます。

2025年を迎えるにあたり、世界各地で活躍する豊田通商グループの社員、そしてそのご家族の皆さんに、謹んで新年のお慶びを申し上げます。新しい年に際し、昨年の振り返りと、今年一緒に取り組んでいきたいことについてお話しさせていただきます。

昨年の振り返り

昨年、世界経済は安定成長を続けているものの、その成長率は過去数年と比べて勢いを欠きました。地政学的リスクや自然災害の増加、また中東紛争や米中間の貿易摩擦がサプライチェーンに深刻な影響を与えました。特に中国の経済成長鈍化が大きな懸念材料となり、これが世界経済にも影響を及ぼしています。また、自動車産業では、EV市場の伸びが減速し、競争が激化する中で、各国政府の補助金見直しや新興EVメーカーの台頭などが影響を与えました。

このような変化の激しい時代において、私たちが重要視すべきことは、未来を見据えた柔軟な対応とリスクマネジメントです。リスクを最小化するための複数の計画を準備し、様々なリスクをむしろチャンスに変える発想を持つことが大切です。

今年の取り組み

昨年11月に発表した「経営からのメッセージ」に基づき、今年は以下の3つの取り組みを進めていきたいと思います。

  1. 各組織のミッションを徹底的に追求する会社の目指す姿を実現するためには、各組織と個人のミッションがしっかりとリンクし、同じ方向を向いて進むことが必要です。社員一人ひとりが自分の役割を理解し、使命感を持って仕事に取り組むことが、企業価値を高めます。共感と熱量があふれる組織を作り、目指す姿を実現していきましょう。
  2. 豊田通商DNAを浸透させ、進化させる昨年発表した「次の道を発明しよう」に基づき、豊田通商DNAを浸透させ、次の時代に向けて進化させることが重要です。具体的には、「Humanity」「Gembality」「Beyond」という3つのキーワードを日々の業務で実践し、会社全体に広げていきましょう。このDNAを腹に落とし、共有することで、未来に向けた成長が促進されます。
  3. 経済価値=リターンにこだわる今年度から2027年度にかけて、営業キャッシュフロー1.3兆円以上、うち1兆円以上を成長投資に充てる計画です。この成長投資は、基盤事業、アフリカやネクストモビリティの分野、循環型経済、再エネ・水素・代替燃料の分野などに分配され、それぞれで目標を掲げています。「本当に”Be the Right ONE”な事業」を見極め、追求していきましょう。

価値観の共有

今年も安全とコンプライアンスを最優先に、地域や自然との共生を大切にし、優先順位を間違えないように進めていきます。これらの価値観を共有し、より良い社会の実現に向けて取り組み、世の中に「笑顔と幸せ」を届けていきましょう。

最後に

2025年が、皆さんとそのご家族にとって健康で、笑顔と幸せに満ちた一年となることを心より祈念し、年頭の挨拶とさせていただきます。

ありがとうございました。

*1 Gembality:Gemba(現場=現地・現物)+Reality(現実)の造語
*2 SQDC:安全(Safety)、品質(Quality)、納期(Delivery time)、コスト(Cost)

2025年 社長年頭 社員向けメッセージ | 豊田通商株式会社

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