PFN、三菱商事、IIJがAI向けクラウドサービスを提供する合弁会社を設立

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週刊東洋経済 2024/12/7号(商社 迫られる転換)

シン・総合商社―週刊東洋経済eビジネス新書No.459

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三菱商事、Preferred Networks(PFN)インターネットイニシアティブ(IIJ)の3社は、AI向けクラウドサービスを提供する合弁会社「株式会社Preferred Computing Infrastructure(PFCI)」を2025年1月に設立する。PFCIは、PFNが開発した省電力AIプロセッサー「MN-Core™シリーズ」を活用し、高効率な計算基盤を構築。AI向けクラウドサービス「Preferred Computing Platform(PFCP)」を通じて、急増するAIの計算需要に応える。

AI技術の発展には膨大な計算力が必要だが、計算能力の拡大に伴う電力消費と排熱の増加が課題となっている。PFCIは、MN-Core™シリーズを活用した計算基盤をNRT12データセンターに構築し、電力効率に優れたAIクラウドサービスを提供することで、この問題の解決を図る。

事業の役割分担として、PFNがAIプロセッサーの開発と技術支援を担当。三菱商事は事業戦略の立案とマーケティングを担い、IIJがクラウドシステムとデータセンターの保守・運用を担当する。各社の強みを活かし、安定的かつ高効率なAI計算基盤を実現する。

PFCIは今後、AI計算力の提供だけでなく、複雑なモデリングやシミュレーション向けHPC(ハイパフォーマンスコンピューティング)への用途拡張、大規模言語モデルの構築支援など、事業領域を広げる方針だ。

【新会社の概要】

会社名:株式会社Preferred Computing Infrastructure(PFCI) 所在地:東京都千代田区大手町1丁目6-1 大手町ビル 設立年月:2025年1月 代表者:代表取締役社長 土井裕介 資本金:3億円 出資比率:PFN 51%、三菱商事 39%、IIJ 10% 事業内容:省電力AI半導体を活用した計算基盤の構築およびAIクラウドサービスPFCPの提供・運用・サポート

PFCI設立に際し、PFNの土井裕介社長は「省電力AIプロセッサーMN-Core™ 2の電力効率を活かし、AI技術の発展を加速させる」とコメント。三菱商事の今村功常務執行役員は「高処理能力・低消費電力な計算力の安定供給が急務」とし、IIJの勝栄二郎社長は「高品質で安定したサービス提供に全力を尽くす」と意気込みを語った。

PFNは、生成AI基盤モデルからスーパーコンピュータ、AIプロセッサーまで一貫した技術開発を行う企業。独自開発のAIプロセッサーMN-Core™を搭載したスーパーコンピュータMN-3は、2020年と2021年に電力効率世界一を3度獲得した実績を持つ。2024年10月にはAI向けクラウドサービスPFCPを提供開始し、12月には日本語大規模言語モデル「PLaMo™」を提供する。

三菱商事は多岐にわたる産業分野で事業を展開し、IIJはインターネット接続やクラウド、セキュリティサービスの提供を行っている。PFCIの設立により、3社の技術とノウハウを結集し、持続可能なAIインフラの提供を目指す。

PFN、三菱商事、IIJがAI向けクラウドサービスを提供する合弁会社 Preferred Computing Infrastructureを設立 | ニュースリリース | ニュース | 三菱商事

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